脳疾患の疑いがあったフレンチブルドッグのピノ。
麻布大学附属動物病院での検査結果とその後の経過についてご報告させていただきます。
MRI検査の結果、『多小脳回』という先天性の脳の奇形ということがわかりました。
小脳回(脳の溝)が通常より多い、通常にはない場所にあることで、
脳の成長が阻まれてしまったり通常とは異なる方向に成長したりという症状だそうです。
この奇形で一番怖いのは痙攣発作で、発作が長時間続いたり断続的に頻発することで発作性脳損傷の恐れがあるとのこと。
そのため、発作を抑える薬を始めました。
ちょうど検査の日に発作が2回起こってしまったのですが(当日は悪天候でした)、
幸い経過はよく、今のところ服薬後は発作が起こることなくうまくコントロールできています。
そして現在のピノの様子ですが、歩行時に体が傾く、目が見えないことで日常生活に多少の難はありますが、元気に過ごしています。
食欲旺盛で年若い子らしく遊ぶのがとても大好きです。
今後も発作を抑える薬は飲み続けなければなりませんが、発作を抑えることができれば今のところは大事なく生活できそうです。
皆様からのご支援のおかげで大学病院で検査を受けることができ、ピノの現状と今後の治療方針を知ることができました。
ご支援くださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。