つむぎちゃんが16歳6ヶ月で、虹の橋を渡りました。以下、預かりスタッフからのメッセージです。
ブリーダー崩壊現場から助けられ、ウチに預かり犬として来て3年半の、つむぎが先週土曜日11月21日、一緒に寝ていた横で亡くなりました。推定16歳6ヶ月 人間年齢だと80歳過ぎになります。認知症の事を、亡くなる数日前に病院で、改めて先生に色々相談していたやさきでした。
SNSでブリーダー崩壊を知り、写真を見た娘からの”助けないと駄目でしょ”の一言から保護犬の預かりを始めるきっかけをくれたのが、つむぎでした。
13年間劣悪な環境から助け出され、うちで過ごした3年半本当、色々な事を教えてくたような気がします。今でも最初に会った時の臭い、爪の長さ、目の下に傷があり、左眼は潰れ、尻尾は短く千切れた姿、そしてうちに連れて帰りお風呂場で洗い流した水の色は、今でも忘れる事は出来ません。
初めてみる世界はつむぎにはどんな風に見えていたのだろう。ふかふかのお布団で初めて寝た時。13年間身動きがとれない狭いケージから出れた時、つむぎはどんな事を思ったのだろう。初めて嗅ぐ草の香り、初めてのお散歩、初めてのお出掛け、初めて抱っこされた時の温もり、そしてうちの家族に、つむぎは幸せを少しでも感じてくれたのだろうか。認知症を発症し、夜鳴きが始まり、自分の横で寝るようになった布団には、まだつむぎの匂いが残っています。
今、つむぎ何してるかな?よく着せていた黄色服、お空でも着てくれているかな?一緒にレスキューされた子達と、走りまわっているかな?可愛いイビキをかきながら、ちゃんと寝れているかな?そして、自分達家族を忘れないで居てくれるかな?
まだまだ沢山の犬達が、劣悪な環境の中で、一生懸命1日1日を頑張って生き抜いています。ペットショップに行く前に、保護犬に目を向けて頂き、家族に迎えて頂けると、また小さな命をレスキューする事が出来ます。つむぎの笑顔を頭の片隅で思い出して頂けると幸せです。
今まで、色々とつむぎの事を気にかけ、可愛がっていただいた皆様、沢山のお花やメッセージ、本当にありがとうございました。
預かりは少しお休みしますが、これからも、自分の出来る範囲で保護活動に携われればと思っております。
ありがとうねつむぎ
つむぎちゃんのご冥福をお祈りいたします。